【キャバ嬢初心者必見】キャバクラ初出勤前に覚えておきたいお水の業界用語について
どのような業界にもその業界人にだけわかる業界用語というものがあります。実際に、その業界に入ったばかりの人であれば、周囲が話している内容がさっぱり理解できない…なんてこともあるように、用語によっては一般生活で使う言葉とかけ離れていることも少なくありません。
特にキャバクラなどのお水の業界では、わざとお客様に意味が伝わらないよう業界用語が作られていることもあり、キャバクラ初心者の方が最初に躓いてしまうポイントになると言われます。もちろん、長くキャバクラで働いていればそのうち理解できるようになるのですが、どうせキャバ嬢をやるのであれば、最低限知っておきたい業界用語もあるのです。水商売未経験者の方が初出勤する場合には、緊張していることもありますし、その他にも気を付けなければならないポイントがたくさんあります。そのうえ、周りが話している専門用語が全く分からないとなれば、非常に大きなストレスになるのです。
そこで今回は、キャバクラ初出勤の前の女性が、これだけは覚えておきたいお水の業界用語とその意味を紹介していきます。最低限「これ」をおさえておけば、お仕事でそこまで困ることが無いという用語をピックアップしておきますので、ぜひ頭に入れておきましょう。これさえおさえておけば、その他の言葉はおいおい覚えていけば良いと思いますよ!
水商売のあいさつ編!
まず人間関係で最も重要な「あいさつ」についてです。挨拶と言われても「朝はおはようございます、昼はこんにちは、夜はこんばんはでしょ!」こんなの当たり前じゃないかと思うかもしれませんね。
実は、水商売の世界では、一般生活上の「挨拶の当たり前」が通用しないのです。どういうことかというと、お店に出勤した時など、スタッフにあった際には必ず「おはようございます」と挨拶します。ナイトワークがメインとなる水商売ですから、人に会うのは夜なのですが「こんばんは」はNGなのです。
水商売で働くとき、挨拶は「おはようございます」に統一と覚えておきましょう!
ボーイさんを呼ぶ編!
実際にお仕事を始め、お客様の席についたとしましょう。その場合、お客様のドリンクやおしぼりをお願いするためボーイさんに来てもらう必要が度々あります。このような場合も、なんていうのか決まっているのです。
居酒屋さんなどでお店のスタッフを呼ぶ場合には「すいませ-ん。」と声をかけると思いますが、これはNGです。キャバクラなどでテーブルにボーイさんを呼びたい場合には「おねがいします」と声をかけると決まっていますので、これを覚えておきましょう。
ちなみに、夜の世界が長くなると居酒屋さんでスタッフを呼ぶときに「おねがいします」と声をかけてしまい、水商売で働いているとバレることがあるの注意しましょう。
ボーイさんを呼ばれる編!
次は、あなたがボーイさんに呼ばれる場合の用語についてです。この場合には、「おねがいします」と「お電話です」の2つの呼ばれ方が存在しますので、それぞれの意味も覚えておきましょう。
まずは「お願いします」と声を掛けられたパターンからです。この場合は、「次のテーブルへ移動してください」もしくは「今日は上がり」という意味となり、この席にはもう戻らないのでお客様に「ご馳走様でした」と乾杯して退席しましょう。
次は「お電話です」と声を掛けられた場合です。この場合、「なんで初日の私に電話なんか…」と驚いてしまうかもしれませんが、本当に電話がかかっているわけではないので安心してください。お客様の手前ですから席を外しやすいように「お電話です」と声をかけているだけで、この場合はいったん席を外すだけです。基本的にはすぐに戻ることとなりますので、グラスの上にハンカチを置いて「失礼します」と声をかけ席を立ちましょう。一般的に「お電話です」と声を掛けられる場合は、以下の理由です。
- ● トイレ休憩をしてくださいという意味
- ● 接客のアドバイスをしたいので、席から離したい
- ● 少しの間、他の席で接客してほしい
本当に電話がかかっているのではなく、休憩やアドバイスなどがメインとなります。キャバクラで働く場合には、頻繁に席の移動がありますので、こういった声掛けによる意味の違いは最初から頭に入れておくといいですよ。
おしぼりについて
ここからは、キャバクラで使用する道具に関する専門用語です。キャバクラなどの飲食店では、お客様に必ずおしぼりを提供します。そしてキャバクラではおしぼりにも種類があり、それぞれ別の用語があるのです。接客する場合には必ず使用する用語になりますので覚えておきましょう。
- ● 通常のおしぼり
これは一般的な居酒屋さんなどでも提供される少し暖かいおしぼりです。お客様が来店されたときや、お手洗いにいった後に渡します。 - ● かわしぼ
「かわしぼ」は、乾いたおしぼりの事です。主に、テーブルで水割りなどをこぼした際に使用されます。他には、雨の日に来店したお客様などが洋服を拭くために「かわしぼ頂戴」と言ってくる事があります。必要なときには「お願いします。乾いたおしぼりください」とボーイさんに声をかけましょう。 - ● つめしぼ
これは冷たく冷やしたおしぼりの事です。夏場などにお客様かラ求められることが多いです。お客様に「つめしぼ」と言われる前に、汗をかいて暑そうだったら自分から「おねがいします。冷たいおしぼりをお願いします」とボーイさん頼みましょう。
水商売では、上記のようにおしぼり一つでも種類があるのです。
その他のよく利用される用語について
水商売特有の専門用語は他にもたくさんあります。最後は、お客様の接客時によく登場する用語をいくつかご紹介しておきましょう。
ゲストグラス
ゲストグラスは、お客様が使用するグラスで、女の子のグラスよりも大きいです。ゲストグラスは略して「ゲスト」、ゲストタンブラーを「ゲスタン」などと呼ぶことがありますので、併せて覚えておきましょう。
ちなみに、お客様が飲み物を変える際にはグラスも変えなければいけないということも頭に入れておいてください。
レディース
こちらは、女の子が使うグラスでお客様のグラスよりも小ぶりになります。「お客様のグラスがゲストグラス、自分のグラスがレディース」と覚えておけば良いでしょう。
ボーイさんにグラスを頼む場合には、「お願いします。ゲスト下さい。」「お願いします。レディース下さい。」と伝えてください。
アイス
アイスはそのままの意味なので分かりやすいですが、水割りなどに使う「氷」です。
水商売では「氷ください」などとは言わず、「お願いします。アイス下さい」というのです。ちなみに、お店以外で氷を頼むときに「アイスください」と言ってしまうとナイトワークがバレる原因になります
ミネ
これは、ミネラルウォーターの略で、要は水です。
アイスと同様に「お水ください」ではなく「お願いします。ミネ下さい」と声をかけましょう。
チャーム
チャームは「お菓子の盛り合わせ」の事です。お店によってはチャームのことを「乾き物」という場合もあります。チョコレートの場合は、同じお菓子なのですが「チョコ盛り」と呼ぶ場合もあります。
チェック
チェックは、お会計の事です。ちなみに、ハンドサインでチェックをあらわすこともあるのでそちらも覚えておきましょう。お客様が指でバツを作ったら「チェック」を意味しています。
その場合はお客様に「ありがとうございます」とお礼を言い、ボーイさんに「お願いします。チェックです」と伝えましょう。
まとめ
今回は、水商売独特の専門用語についてご紹介しました。本稿でご紹介したように、キャバクラなどの水商売では、業界特有の専門用語がたくさんあり、最初のうちは専門用語を覚えるだけで苦労する…ということも珍しくありません。ただし、ここでご紹介したような物が多く使われる専門用語となりますので、まずはよく使われる言葉だけを覚えて置き、他は徐々に覚えていくという段階を踏めば良いと思います。
なお、水商売の業界用語は、一般生活の中で使ってしまい、ナイトワークがバレてしまった…という原因になることが多いので普段の生活の中では意識して使わないようにしましょう。