キャバ嬢として働くなら、トラブルを避けるために知っておきたいキャバクラのルール!
元々昔から女性の高収入ワークとして人気だったキャバクラですが、最近では水商売色も薄れてきており、女性の憧れの職業の一つにあげられるようにもなっています。その為、OLさんや美容師さんなどの一般職で働いていた女性が、キャバ嬢へ鞍替えすることや、女子大生の方がバイト感覚でキャバ嬢をすることも一般的となっています。しかし、憧れのみでキャバ嬢になってしまうと、業界特有の決まり事で面を食らってしまうことが少なくないのです。
やはりキャバクラというお店は、あくまでも水商売・ナイトワークと呼ばれるお仕事ですので、お給料が高いというメリットがある反面、一般の昼職とは全く異なるルールがあるという事を忘れてはいけません。特に、同じお店で働く女性がライバルとなるお仕事ですので、知らなかったとがいえ、キャバクラ独特のルールを破ってしまい、お店に居づらくなってしまうことも少なくないのです。
したがって、これからキャバ嬢として働いてみようかなと考えている人であれば、同僚キャストやお店の逆鱗に触れないよう、基本的なキャバクラでのルールぐらいは押さえておく必要があると言えるでしょう。本稿では、そんなキャバクラで働くときのルールをいくつかご紹介しておきますので、ぜひ頭に叩き込んでおきましょう!
キャバ嬢が守らなければならないルーツ
それでは、キャバ嬢として働く場合には、必ず守らなければならないルーツについてご紹介していきましょう。ここでご紹介するルールは、業界的に一般的と言わるルールですので覚えておいて損はありません。なお、ここでご紹介しない事でも、お店独自のルールが作られている場合もあるので、その辺りは入店時にきちんと確認しておくようにしましょう!
もちろん、ルールは働きながら徐々に覚えていく物ではありますが、事前に知っておくだけでスムーズに仕事が出来るようになると思いますよ!
指名と言っても本指名と場内指名は違う
キャバ嬢をやりゅえで非常に重要になるのが『指名』を貰えるかです。しかし、指名と言ってもそこには本指名と場内指名の2種類があり、この違いを抑えておかなければトラブルになることもあります。
まず、場内指名ですが、これは指名なしで来店したお客様が、取る骨導を指しています。基本的に指名なしで来たお客様へは、3名程度のキャストが時間を決めて交代で接客するケースが多いです。そして、この時にお客様が特定の女性と「もう少し話したい」などと考えた時にとる行動になるのです。
つまり、『フリーで来たお客様が、気に入った子ができて接客途中で指名する』というのが場内指名です。もちろん、接客途中で気に入ってもらえた為、場内指名がもらえるわけですので、それがきっかけとなり本指名客になってくれる可能性も高くなります。したがって、キャバ嬢として働き始めのころは、どうやって場内指名をたくさん撮るのかが勝負となるわけで鵜s。売れっ子キャバ嬢は、もれなく場内指名を取るのが上手で、さらにそれを本指名客にするテクニックを持っています。
次に本指名ですが、来店の際にお客さんにはすでにお目当てのキャストがおり、その子を指名するという事です。キャバクラでは、来店するお客様に必ず指名を聞くこととなるのですが、この入店の際にお目当てのキャストを指名するのが本指名です。もちろん、この本指名はお給料にも反映され、本指名の数が多いキャストほど稼いでいるキャバ嬢という事となります。
『ヘルプ』での注意点
キャバ嬢として働き始めた場合、必ず耳にする言葉として『ヘルプ』があります。ヘルプは助けるという意味ですが、業界の事を知らない人であれば、何のことかイマイチわからないですよね。この『ヘルプ』は、助けるという意味の通り、同僚キャストを助けることを意味しており、具体的には「他のキャストを指名しているお客様の席に着く」事です。
これだけを聞けば、何の変哲もない言葉で、注意点などないように思えますが、キャバ嬢のヘルプのルールを知らなければ思わぬトラブルに巻き込まれることになります。
まず覚えておかなければならないのは、ヘルプでつく席のお客様は『同僚キャストの指名客』だという事です。その為、普段はお客様にベタベタするのが売りの子だとしても、他人のお客様にベタベタしていた場合、指名を貰っているキャストは「私のお客を取ろうとしている!?」と感じて激怒してしまう場合があるのです。したがって、余計なトラブルを避けるためにも、適切な距離を取って接客することを心がけましょう。
他にも、名刺交換、電話番号交換なども基本的にNG行為と言われますし、ドリンクをおねだりするのもいけません。「名刺や番号はわかるけど、お店の売り上げにもなるドリンクは良いじゃん」と思うかもしれませんが、そもそも本指名でない女の子になんでドリンクをご馳走しなければならないのか…とお客様自体が不快に思う人もいるのです。この場合、お店の教育ができていないと思われてしまい、来店しなくなる可能性があるので、本指名の子をたてるようにお客様の相手をするようにしましょう。
キャバ嬢のお給料形態は複雑!
キャバ嬢として働く女性の多くは「お給料がたくさん貰えるから!」という人が多いことでしょう。確かに、キャバ嬢の求人情報を見てみると、昼職では考えられないような時給が掲載されていますし、各種バックシステムを加算すれば月給で100万円を超えるような子もざらにいることでしょう。しかし、今まで水商売で働いたことが無いという人が、初めてキャバ嬢として働く場合、そのお給料形態が非常に複雑なところに驚く人が多いです。
しかも、お給料の計算方式がお店によってかなり違う為、昼職が長い人であれば、計算方法すらなかなか理解できないという事も少なくありません。しかし、そこはお仕事の最重要ポイントであるお給料の事ですから、自分が働くお店のお給料計算方式などはしっかりと理解しておくべく事です。一般的にキャバクラのお給料システムは「ポイントスライド制、売上スライド制、ポイント&売上スライド制」の3つに分類することができます。これらがどういったシステムなのかはまたの機会にご紹介しますが、自分が働くお店は、どのシステムになっているのか?また、そのシステムはどうやって計算するのかぐらいはきちんとお店に確認しておきましょう!
バックシステムも重要
上述のお給料システムと同様に、お店のバックシステムもきちんと確認する必要があります。一般のアルバイトであれば、時給と働いた時間でお給料が決まりますが、キャバクラ店などは時給だけでなく、バックと呼ばれる各種インセンティブがお給料として入ってきます。インセンティブは様々な種類があり、お店によっても異なりますが、有名なものでは本指名バックやボトルバック等ですね。本指名バックは、お客様から本指名が入った時にもらえるインセンティブで、1指名につき500~1500円程度のインセンティブが付くのです。当たり前ですが指名が多ければ多いほどバックでもらえるインセンティブも増えます。
ボトルバックと呼ばれるものは、お客様が入れてくれたボトルの料金の数パーセントがインセンティブとしてキャバ嬢に入るというもので、高いお酒を入れてもらえた場合、インセンティブも高額になるわけです。他にも同伴や売上バック、ドリンクバックなどと呼ばれるものがありますので、入店前に何がバックとしてもらえるのかといくらもらえるのかはきちんと確認しておきましょう。
他のキャストのお客様に手を出すのはNG!
これは基本中の基本と言えるキャバ嬢のルールですが、キャバ嬢同士がトラブルになる理由としても1位と言えるものです。
キャバ嬢にとって自分を指名してくれるお客様というのは、大口の取引先といって良いものです。当たり前ですが、そういったお客様を他のキャストにとられてしまうと、自分の収入にも大きな悪影響がある為、キャバクラ業界ではご法度と言われる行為になります。自分のお客さが取られたときにどれだけ痛手になるのかよくイメージし、他のキャストの指名客には絶対に手を出さないようにしましょう。
キャバクラで稼ごうと思えば、多くのお客様を相手にしなければならないため、ヘルプについてもらうなど、キャスト同士の助け合いが非常に重要になります。その為、出来るだけ他のキャストと良好な関係を保つためにも、他のキャストのお客には絶対に手を出さないというのをアピールしながら働くのは良いことです。「自分が稼げるようになるから別にいいじゃん!」とこのルールを破る人もいますが、そうすると他の多数のキャバ嬢から協力が得られなくなり、お店にも居づらくなります。また、移籍してもキャバ嬢は横のつながりがある為「他のキャストの客に手を出すキャバ嬢」とレッテルを貼られて業界死体で働きにくくなることも考えらえれるのです。最終的に自分の売り上げに関わる問題になりますので、ルールと節度を守って働きましょう。
まとめ
今回は、キャバ嬢として働こうと考えた時に、知っておいた方が得するキャバクラ業界のルールについてご紹介してきました。キャバ嬢は、テレビなどにも普通に出演する時代になっていますし、華やかでお金を稼げる憧れの仕事として考えている人も少なくないでしょう。しかし、そこはやはり水商売のお店ですので、昼職の時には考えられないようなシステムやルールというのが存在しているので鵜s。特に女性同士がライバルとなり、働く業界ですので、意外と陰湿な派閥争いなどもあり、ルール破りをしてしまうと自分が非常に困ってしまうことが少なくありません。
もちろん、本稿でご紹介したようなルール以外にも、お店独自が決めているルールがあったりしますので、入店時にはそういったお店独自のシステムとルールをきちんと説明してもらうようにしましょう!