キャバ嬢をやるなら絶対に抑えておこう！キャバクラによくある罰金制度をご紹介！

キャバ嬢として働きたいと考えた時、皆さんは何を重視してお店探しを行うものでしょうか？一般的に、「お給料が多く貰えそうなお店を選ぶ」「出勤しやすいお店を選ぶ」「シフトの融通が利きそうなお店（自由出勤制など）を選ぶ」などと言った条件を重視する方が多いのかもしれませんね。当然、キャバクラで働こうと考えるのは、高いお給料が目的となりますので、時給やバックの条件がよさそうなところを探すというのはよくわかります。しかし、お給料や出勤のしやすさばかりを気にしてお店探しをした人の中には、実際に入店してから「お店探しを失敗した…」と後悔してしまう人も少なくありません。
それは、お店に設けられている罰金制度を全く調べもせずに入店してしまい、予想以上に罰金を取られて稼ぐどころじゃない…なんてことになる人がいるからです。もちろん、お店側もあまり理不尽な罰金制度を設けている場合は減っていますが、現在でもさまざまな罰金制度があるお店は多いのです。キャバクラ店を探すときには、お給料の良さやバックの高さなど『収入』の部分ばかりを見るのではなく、罰金制度や何が天引きされるのか？という『支出』の部分もお店に確認しておかなければいけません。
そうしないと、罰金ばかりで貰えるお給料が数万円しかなく生活できない…なんてことになりかねないのです。そこで今回は、一般的なキャバクラ店で設けられている罰金制度をご紹介します。

キャバクラにある主な罰金制度

キャバクラで働く場合には、そのお店にどのような罰金制度が作られているのか？ということを面接などで確認しておかなければいけません。同じ罰金制度でも、細かな適用条件も異なりますし、せっかく働いているのに逆にお金を取られるなんてたまったものではありません。
きちんとお店のルールを理解して、あまりに理不尽な罰金制度がある場合にはそのお店に入店するのはやめておいた方が良いですよ。

☑ 遅刻した時の『遅刻罰金』

まずは『遅刻罰金』です。名前からイメージできると思いますが、遅刻した場合に、いくらかの罰金が科せられるというものです。一般企業で考えた場合、絶対にありえないものですが、自由気ままな人が多い水商売の業界ではよくある制度です。これは、予定した数の女の子に出勤してもらえなければ、お客様の相手をする人が足りず、お店に損失が出てしまうからです。したがって、シフトに入っている女性が、きちんとその時間に出勤してくるよう、遅刻による罰金という制度を作っているのです。
どの程度の罰金を取られるのかということは、お店によって異なりますが、一般的に「10分単位で計算し、10分2000円程度の罰金」や「30分単位で計算し、30分5000円」などになっていることが多いです。ちなみに、遅刻罰金のルールは、お店によってかなり扱い方が異なり、初めて遅刻した人でも問答無用に罰金を科すお店…常習的に遅刻するキャストだけ罰金を科すお店…など種類があります。入店前の面接などで確認しておきましょう。
なお、遅刻罰金を取られないための対処は簡単です。要は「遅刻しなければ良い！」というだけです。ただし、Wワークとしてキャバ嬢をしている方であれば、本業の都合でどうしても間に合わない…なんてことも考えられます。この場合は、きちんと事前に連絡しておけば免除されることが多いので、入店時にWワークであること、遅刻に関するルールを確認しましょう。本業とは言え、毎回遅刻するようでは、事前連絡しても罰金を取られると思いますので、その場合はシフトの出勤時間を遅らせましょう。

☑ 当日欠勤は罰金がある

これは何らかの理由で当日欠勤してしまった場合の罰金制度です。お店によっては略して『当欠』と呼ぶ場合もあります。
当日欠勤に関しても、お店によって扱いが異なり、「当日の〇時までに連絡すれば当日欠勤扱いにならない」などと言うキャバクラ店もあります。しかし、日付が変わる前にシフト変更しなければ、どういった理由であれ、罰金が発生してしまう…などと言う場合があるので、きちんとルールを確認しておくようにしましょう。ちなみに、当日欠勤の罰金額もお店によって異なりますので、きちんと確認しておきましょう。
対処法としては「シフトの予定通りに出勤すれば良い」だけなのですが、体調を崩してしまったり、家庭問題などでどうしても出勤できない…などと言う場合もあるでしょう。こういった場合には、病院などで診断書を出してもらえば罰金を免除してもらえる…、休んだ分を他の日に出勤することで罰金を免除してもらえる…などの救済措置がありますので、その辺りもきちんと確認しておきましょう。

☑ 無断欠勤は絶対にNG！無欠罰金は高額

当日欠勤は、きちんと出勤できない事をお店に連絡しますが、これをせずに休んでしまった場合には『無断欠勤罰金』という制度が適用されます。お店によっては略して『無欠』などと呼びますが、ほぼすべてのお店でこの制度はあると思います。
というのも、水商売の世界では、この無断欠勤が絶対にしてはいけない事とされており、キャバクラ店によっては1回の無断欠勤で30,000円の罰金を取るようなお店もあるのです。しかも、罰金が高額なだけでなく、お店のスタッフからの信用も一気に無くしてしまう『水商売のタブー』だと思っておきましょう。
無断欠勤で発生する罰金の対処法ですが、はっきり言うとありません。キャバクラなどの水商売では、とにかく無断欠勤は許されない物と扱われますので、『絶対にしない！』という対処しかないと考えておきましょう。どうしても出勤できない場合には、理由は何でも良いのでとにかくお店に連絡だけはしてください。

☑ 同伴ノルマ未達の罰金

ここからは、この罰金制度が作られていないお店も増えています。『同伴罰金』と聞くと、「同伴したのに罰金取られるの！？」などと不安になってしまう方がいるかもしれませんが、もちろんそうではありません。これは、「月に〇回同伴をする」というノルマがお店から課せられ、そのノルマが達成できなかった場合、罰金を取られてしまうという制度です。同伴は、行って褒められることはあっても、罰金がとられるようなことはありませんので安心してください。
同伴罰金は、ニュークラブやクラブなど、高時給が発生する高級店では作られていることが多い制度です。基本的に同伴ノルマを毎月課せられ、「ノルマを達成できなかった回数×数千円」という罰金制度が多いです。ノルマの回数や罰金の金額はお店によって異なります。
同伴罰金の対処法としては、この罰金制度がないお店を探すのがオススメです。最近ではノルマ自体が無いお店も増えていますので、そういったお店を中心に面接に行ってみると良いでしょう。

☑ 売上ノルマに関する罰金

これもあるお店とないお店に分かれます。この罰金制度は、少しややこしいのですが、分配率が100%以上だと発生します。分配率とは、『1ヶ月のお給料÷売上×100％』で出る数値です。
分かりやすいように簡単な例をあげておきましょう。
【A子さんの場合】
1カ月の売上・・・・100万円
1カ月の給料・・・・50万円
分配率・・・50万÷100万×100％＝50％
【B子さんの場合】
1カ月の売上・・・・50万円
1カ月の給料・・・・100万円
分配率・・・100万÷50万×100％＝200％

上記の例で考えた場合、A子さんの分配率は50％で非常に優秀という扱いを受けます。しかし、B子さんの場合は、分配率が100％を超えていますので、罰金が科せられてしまいます。罰金の方法としては、お給料が減額されたり、バックが発生しなくなったりというのが多いです。
こういった売り上げ罰金に対する対処は、そもそものお店選びが重要となります。こういった罰金は、高時給なお店ほどしっかりと罰金制度が作られており、「高い給料の分は売り上げをあげてください！」となっているわけです。したがって、お店選びをするときには、高時給な点ばかりに注目するのではなく、自分の力量に合ったお店選びをするのがオススメです。稼げるようになってからであれば、罰金も気にせず高時給のお店に移籍すれば良いと思います。

まとめ

今回は、キャバクラ店などで作られている各種罰金制度に関してご紹介してきました。最近では、求人情報誌などでキャバクラを見てみると、「ノルマ・罰金一切なし！」なんて言葉をよく見るようになっています。もちろん、この言葉通り、ノルマも罰金もないお店はありますが、給料形態などを変えて、高収入を目指すなら罰金制度があります…などと、お店の中でも契約形態を変えている場合も少なくありません。
したがって、働くお店を探すときには、きちんと罰金制度があるのか？また罰金はどの程度の金額なのか？どういった場合に適用されるのか？などしっかりと確認しておくようにしましょう。こういった事を無視して、時給だけに注目していると、気付いたときには引かれているお金の方が多かった…なんてことになりかねません。特に高時給なお店ほど罰金制度がある傾向にありますので、お店選びは時給だけで決めるのはやめておいた方が良いですよ。入店してからしんどい思いをすることになりかねません。