ナイトワークは種類も様々!業種とそれぞれの特徴をまとめてご紹介します。
世間一般でナイトワークや水商売と言われるものには、様々な種類があり「どれがどのようなお仕事なのかわからない…」と思っている女性は少なくないでしょう。簡単にあげてみてもキャバクラ、スナック、ラウンジ、クラブ、セクキャバなどと、いろいろな業種が出てきて、何が何やらわからなくて働きたくてもどれを選べばいいのか、何が違うのか、ちょっと困ってしまうものですよね。こういった業種の違いを分かっていない人であれば、飲み屋さんだと思って面接に行ってみたら、実は風俗店で困ってしまったなんてお話も珍しくないので、きちんと業種と名前ぐらいは一致するように知識を持っておいた方が良いでしょう。
当たり前のことですが、水商売の業種の名前は法律と慣習でしっかり区別されていますし、お給料面や働き方なども大きく異なってくるものです。その為、入店してみたは良いものの、思っていた仕事とは異なるなどとなってしまえば、生活もままならなくなりますし、非常に困ってしまう事でしょう。
そこで今回は、一般的に水商売と呼ばれる職種について、その職種の名前と特徴についてご紹介していきたいと思います。こういった知識を持っていれば、「お金を稼ぎたい!」と思った時にどいったお仕事が自分いあっていそうなのかもわかりますしとても便利ですよ!
水商売の業種について
それでは、様々ある水商売の業種とその特徴についてご紹介していきましょう。ここでは、風俗店などは除いて、所謂『飲み屋』と呼ばれるタイプのお店についてご紹介していきたいと思います。
キャバクラ
水商売の代表といえば、やはりキャバクラになるでしょう。キャバクラは、キャストが座席で接客するタイプのお店で『接待飲食店』と言う扱いになしるます。
お仕事内容としては、女性キャストがお客様の横に座り、飲食の相手をしながらお話をするというのが一般的ですね。キャバクラという名称は「キャバレー」と「クラブ」を組み合わせた名前になり、そこで働く女性はキャバクラ嬢やキャバ嬢と呼ばれます。
女性キャストは、キャバ嬢を専門として働く人も多いですが、最近では女子大生やOLさんがWワークとしてバイトするといった働き方も増えています。一般的には、18~28歳程度の若い女性が働いていることが多いのですが、熟女キャバクラや人妻キャバクラと言ったコンセプトを持ったお店では30代の女性が活躍するお店もあります。もちろん、男性客の相手をするわけですので、見た目が美人という人が人気になりますが、聞き上手、話が面白い、気遣いが出来るといった、外見関係なくモテる人もいます。
近年では、昼間から営業している『昼キャバ』や、コスプレをして接客するといった『コスプレキャバクラ』など、特定のコンセプトを持って営業するお店も増えていますので、キャバクラで稼ごうと思えば自分に合うお店探しがとても重要になっています。
セクキャバ
セクキャバは、女性には知名度が低いですし、男性からは風俗店だと思われている少し特殊なお店です。もちろん風俗店ではなく、キャバクラ同様にキャストがお客様の横に座り、飲食の相手をするという『接待飲食店』になります。
セクキャバとキャバクラの大きな違いは、キャバクラは基本的に男性客がキャストに触れるのが禁止なのに対して、セクキャバは『お触りOK』な点が特徴だという事です。その為セクキャバで働くキャストは、胸などの上半身に触られることや、キスをお客様とするという事がお仕事の範疇に入ります。ただし、風俗店ではないので『ヌキ』と言われる性的サービスの提供は一切ありません。お触りの範囲はお店によってかなり違うので、入店する前にどこまでのサービスが必要なのかはきちんと確認しましょう。
働く女性キャストは、20歳前後から上は40代まで働けるという非常に幅広さがあります。これは、キャバクラ以上にコンセプトをしっかりと作って営業しているお店が多いという点がありますし、店内が暗く作られているので、若く見える人であれば40代の女性でも問題なく雇ってもらえるからです。
因みに、お給料面で考えると、体に触れられるという事もあり、キャバクラよりもかなり高時給に設定されています。さらに、キャバクラのようにお客様に営業連絡をするなどといった煩わしい作業が必要ない為、キャバクラと比較すると楽に稼げるなどと言われ、近年の水商売業界でキャバクラ並みに人気が高くなっています。
クラブ
クラブのお仕事内容は、キャバクラと変わらないと思っておけば良いでしょう。しかし、庶民感覚で割とノリで楽しんでもらえるキャバクラとは異なり、クラブは高級志向なお店になるので、落ち着いた大人の女性が求められる傾向があります。
客層に関しても、キャバクラは若い大学生やサラリーマンが団体で来ることが多いのに対し、クラブは財界、政界、芸能界等、所謂セレブなお客様が多く、女性キャストの知識レベルなどそれなりの資質が求められます。
クラブでは、女性キャストはホステスと呼ばれ、その上にママがいます。キャバクラは、キャストがお客様の席を移動しながら勤務するというのが普通ですが、クラブはお客様毎に担当する女性が固定される形となります。担当したお客様に関しては、顧客管理から売掛回収まで行わなければいけませんので、女性はかなりの裁量が求められるものです。
クラブは、女性のレベルも高い為、担当したお客様の売り上げを考慮した形の歩合でお給料が決まることが多く、担当が多くなればなるほど当たり前ですが稼げます。もちろん、新人のうちは担当がありませんのでお店からのお給料支給という形になります。一般的に、お客様の相手をするキャストは20~30代がメインとなりますが、顧客を持っているホステスであれば年齢制限なく働けます。
ニュークラブ
ニュークラブは、キャバクラとクラブの中間に位置するお店と言った扱いなのですが、どちらかと言うとキャバクラに近く、ハイクラスなキャバクラがニュークラブと考えれば良いでしょう。
それでは、どういった点がハイクラスなのかと言うと、料金と女性キャストの質だと言われます。それゆえ、ニュークラブで働く女性キャストは、キャバクラと比較するとノルマなども高く設定されることになりますので、働く側から見るとしんどいように思えます。お店のシステムや女性キャストに求められるお仕事はキャバクラと同様ですので、初めての水商売と言う人はキャバクラを選んでおいた方が良いでしょうね。
因みに、水商売のお店と言うものは、地域によって呼び方の違いがあります。特にニュークラブについては、北海道や東北地方の一部では他地方のキャバクラと同様な意味合いを持っているのです。こういった地域で『キャバクラ』と呼ばれるお店は、一般の『セクキャバ』に当たるお店になるので注意が必要です。
スナック
スナックも古くからある形態のお店で、昔から女性のナイトワークの主流ですね。スナックは、キャバクラなどとは異なり、カウンター越しに飲食物を提供するタイプのバーのようなお店です。
スナックは、どちらかと言うと中年以上の男性が利用するお店で、若いサラリーマンなどは上司に連れられていくことはあるものの、あまり自分から行くことはないでしょう。これは、スナックと言うお店の成り立ちが関わっており、70年代に洋風なカウンターバー、カフェバーとして一世を風靡したお店で、その時に行っていた客層がそのまま年齢が上がり今に至るからだと言われています。
カウンターバーのようなタイプのお店は、後述するガールズバーもよく似たお店なのですが、違いは客層の年齢が違うという事です。
ガールズバー
ガールズバーは、スナックと同様にカウンター越しに飲食物を提供するお店です。もう少しわかりやすく言うと、バーテンダーが女性スタッフと言うだけのショットバーです。
詰り、あくまでもバーとしての営業ですので、女性に求められるのは本来バーテンダーとしてのお仕事となり、法的にも通常の飲食店として扱われるため、時間的制限は少ないです。当たり前ですが、キャバクラなどのように高めの料金設定にすることは難しい為、ガールズバーで働くスタッフのお給料もキャバクラなどと比較するとかなり安めの設定になっています。
ガールズバーは、出店のハードルもかなり低い為、お店も多くできてしまい、お客様の取り合いのような状況になっています。その為、最近では女性スタッフがコスプレしたり、メイド喫茶のような接客をしたり、スポーツバーのようにモニターを設置するなど、コンセプトを前面に打ち出すようになっています。
ラウンジ
ラウンジは、高級クラブとスナックとの中間のような扱いのお店です。スナックはカウンターのみとなっていることが多いのですが、ラウンジは店内も広く作られスナックほどの窮屈感はありません。しかし、高級なクラブほどの作りになってはいないので、前述のような表現になります。営業方法は、クラブに近く『接客飲食店』となりますので風営法上深夜以降は営業できません。
来店するお客様は、お酒や軽食、カラオケなどを楽しむ感じで、この部分はスナックに近いのですがボックス席に女性スタッフが付くという点でクラブ寄りになるのです。ラウンジも地域のよって意味合いが異なり、九州の一部ではラウンジが他地域の『キャバクラ』となります。因みにその地域でのキャバクラはセクキャバを指します。
まとめ
今回は、様々な種類があるナイトワークについて、職種の名称とその特徴について一覧でご紹介してきました。本稿でもご紹介しているように、ナイトワークと一口に言っても、いろいろなお店があり、それぞれのお店では求められる資質がかなり異なります。基本的には、お客様の相手をしながら、トークで楽しませることになるので、普段から他人と話すことが苦手な人や、人の話を聞くのが嫌いな人はあまりこの業界に向いているとは言えないでしょう。
ナイトワークは、入店すれば誰でも稼げると考えている人が多いものですが、実際にはそうでもなく、稼げる人と稼げない人に完全に分かれてしまう傾向にあります。稼げる人には、やはりそれなりの理由がありますので、こういった業界で働くときには、そのお店で稼いでいる人がどのようなことを行っているのか注意深く観察して真似してみることから始めてみると良いですよ。誰もが初心者から始めるものですので、向き不向きはあるものの、努力次第では稼げるようになると思います!