夜のお仕事にも種類がある!入店するお店の種類で収入も大きく違うって知っていますか?
長年、女性が稼げるお仕事として有名なナイトワークですが、一口にナイトワークと言っても似たようなお仕事がたくさんあるってご存知でしょうか?多くの女性が『夜のお仕事=キャバクラ』と考えてしまうのはしょうがないのでしょうが、こういったお客様のそばに付き添い接客するような職種は、他にもニュークラ、クラブ、キャバレー、スナック、ガールズバーなどが存在しているのです。
それでは、こういったお店はどれも同じように稼ぐことができるのでしょうか?もちろんそんなことはなく、根本的な仕事の違いから、キャバクラでは稼げるけど、クラブでは全然ダメ…なんて場合もあります。さらに、同じナイトワークだとしても、基本となるお給料形態から異なってしまうなど、ナイトワークで働き始める前には、それぞれがどのような仕事でどれぐらい稼げそうなのか掴んでおかなければいけないのです。
そこで今回は、女性が稼げるナイトワークの種類と、その業種の一般的なお給料についてご紹介していきたいと思います。
ナイトワークと呼ばれるお店
それではまず、一般的に女性が稼げるナイトワークと呼ばれるお店たちの特徴と、一般的なお給料についてご紹介していきましょう。
クラブ
まずは『クラブ』と呼ばれるお店です。このお店は、ホステスと呼ばれる女性キャストが、男性客の隣に座って接客をする飲食店です。キャバクラと混同されがちなのですが、実際にはキャバクラよりも料金形態が高めに設定されており、会員制になっているお店がほとんどです。お客様には料金は明示されず、時間制限などもなく飲めるのがキャバクラと大きく違います。
また、キャバクラでは指名客の取り合いが発生する場合がありますが、クラブでは一度特定の客を担当する『係』が決まると、原則として変更できない永久指名制になっています。つまり、担当したお客様がお店に来る限りはずっと接客をすることになり、その担当が辞めるまで指名が変わらないのも大きな特徴です。
クラブで働くキャストは、高級なだけあり、容姿はもちろん、態度、会話、知識など、さまざまなスキルが求められる厳しい世界となります。
【給料】基本的に売上制(新人は一定期間は売上に関係なく、給料が保証されます)、もしくは日給制。
キャバレー
1960〜1970年代に大流行したお店の種類で、ホステスがお客様をもてなす飲食店です。キャバレーの特徴は、店内にステージが作られており、そこでショーやダンスが行われることです。お客様は、キャストと一緒にそのショーを見ながらお酒を楽しむのです。キャバクラとの違いは、このショーやダンスがあるということやステージの有無が大きいです。お店のシステムや料金に関してはキャバクラに非常に近いです。
こういったキャバレーで働きたいと考える人もいるかもしれませんが、現在ではキャバレーとして営業しているお店は非常に少なくなっていますので、なかなか難しいでしょう。キャバクラは、基本的に個人プレーでお客様を楽しませるのですが、キャバレーではチームプレーでお客様を楽しませると言われています。
【給料】キャバクラと同じく、時給+各種バック
スナック(パブ、バー)
カウンター付きの飲食店で、スナック(軽食)を提供するバーというのが名前の由来だと言われています。スナックは、指名制などが無く、お客様それぞれに女性キャストがつくわけでもないので、気楽に働けるのが特徴です。基本的にカウンター越しにお客様の会話の相手をしたり、カラオケを聞いたりするのがメインの仕事になります。なお、カウンター越しでの接客ですので、風営法が適用されないため、深夜0時過ぎまで営業しているお店が多いです。
スナックは、地域密着でアットホームな感じのお店がほとんどですのでキャスト同士も仲が良く働きやすいのが特徴でしょう。しかし、キャバクラなどのように高額なドリンクが出ることなどほとんどないので、圧倒的に稼ぎたい…などと考えている人には向いていません。
【給料】時給制が基本。時給はキャバクラより低めでバックも基本無いので稼ぎにくい
ガールズバー
ガールズバーは、ショットバーなのですが、バーテンダーの全てが女性に限られるというお店です。スナック同様、お客様の隣に座って接客するのではなく、カウンター越しに接客を行います。したがって、風営法も適用されず深夜まで営業しているお店が多いです。比較的若い女性でも働けることから、女子大生などのアルバイトとして選ばれることが増えています。ただし、基本的に立ち仕事となってしまうため、肉体的には結構しんどいと言われています。
【給料】時給制が基本。ただし時給1,500〜2,000円程度と、ナイトワークでも低い方なのでキャバクラほど稼げない
キャバクラにも種類がある
ここまでは、さまざまあるナイトワークのお仕事をご紹介しました。しかし、ナイトワークと聞くと、やはり真っ先に思い浮かぶのはキャバクラだという人がほとんどでしょう。
ちなみに、最近ではキャバクラにも種類が増えているというのはご存知でしょうか?一般的なキャバクラは、10代後半から20代前半の若くてきれいな女性が隣に座って接客するお店とのイメージが強いですが、近年では他店との差別化を図るため、お店独自にコンセプトをしっかりと作るということが増えているのです。ここでは、いくつかあるキャバクラの種類も簡単にご紹介しておきましょう。
キャンパスキャバクラ
これは一般的なキャバクラに近いです。ただし、若い女性がメインで働くと言われるキャバクラですが、このタイプのお店はさらに若い女性だけを集めるのが特徴です。基本的に店内で働くキャストは女子大生や専門学生のみとなるので『キャンパス』キャバクラと呼ばれるのです。
姉キャバ
コチラは、上記とは逆に、通常のキャバクラよりも年齢層が高くなるのが特徴です。最近の風俗業界では、熟女や人妻などのコンセプトが人気で、その波がキャバクラにもきた形のお店です。ただし、熟女まではいかず、20代後半から30代前半の女性がメインで働いています。そのため『半熟』キャバクラなどとも呼ばれています。
ランジェリーキャバクラ(パブ)
これは昔からあり、人気が高いキャバクラの種類です。通常のキャバクラはキャバドレスと呼ばれるドレスを着て接客をするのですが、このタイプのお店はランジェリーを身につけて接待するのです。ただし、通常のキャバクラ同様、お触りなどは禁止です。露出が高くなる分、時給などが高く設定されています。
コスプレキャバクラ
名称から分かるように、コスプレをして接客をするタイプのキャバクラです。通常のキャバクラでもイベントとしてコスプレをすることはあるのですが、コスプレキャバクラは常にコスプレをして接客をします。秋葉原など、いわゆるオタクの街に多いお店で、客層もオタクの人が多くなります。働く女性自身がアニメ好きなどであれば、お客様との会話も弾みますので、働きやすいと言われます。
ぽっちゃりキャバクラ
キャバクラは、痩せたスタイルの良い女性ばかりが働く場所と思われていますが、実は男性から意外に人気が高いのは、比較的ふくよかな方が働くぽっちゃりキャバクラです。こういったお店は、体重が条件になっており、痩せていると逆に雇ってもらえないそうです。自分の体形がコンプレックス…という方でも、自信を持って働けると言われています。通常のキャバクラでは、ドリンクを貰い稼ぐイメージがあると思いますが、このタイプのお店は男性客からご飯を食べさせてもらえる等、食べて売り上げが上がるという特殊的な一面もあります。
まとめ
今回は、稼げるお仕事を探している人のために、ナイトワークにも種類があるということをご紹介してきました。
この記事でご紹介したように、一口にナイトワークと言っても、さまざまな種類のお店が存在しており、選択するお店によって働き方も稼ぎも大きく異なるのです。特にキャバクラひとつとっても、最近ではコンセプトが明確に作られるようになっているため、自分のキャラクターに合ったお店を選ばなければ本来稼げるポテンシャルを持っている人でも予想外に稼げなくて困ってしまう…なんてことが多いのです。逆に、今までは25歳を過ぎると、キャバクラでは稼げなくなると言われていたのですが、姉キャバなどの登場もあり、一昔前よりも年齢関係なく稼げるような時代になっています。
したがって、自分の年齢を気にして「自分なんか稼げない…」と勝手に考えない方が良いですよ。面接に行ってみると、もろ手を挙げて歓迎させてビックリする…なんてことも多いはずです。