宮迫さんの件で頻繁に耳にするようになった『ギャラ飲み』!アルバイトとして成り立つのか考えてみよう!
ここ最近、ワイドショーの主役となっているのが、雨上がり決死隊の宮迫さんやロンブーの田村亮さんです。7月後半からは吉本興業全体を巻き込む形となり、何やら良く分からない様相を呈しており、お笑い好きの方からすればいち早く解決して元気な姿をテレビで見たいと思う人も多いのではないでしょうか?
筆者としては、このニュースに関して、吉本興業や芸人さんとの関係について特に思うこともないのですが、宮迫さんと反社会的勢力の方が行っていたと報じられた『ギャラ飲み』のニュースには興味津々でした。そもそも一般の方からすれば『ギャラ飲み』自体の意味が分からない…という人も珍しくなく、とにかく「悪い人と飲んでお金をもらったことが悪いのだろうな…」軽く考えた人も多かったのではないでしょうか?しかし、最近ではこういったギャラ飲みやパパ活なるものが若い女性の間でアルバイトとして大流行していると言われています。
つまり、Twitterなどで「悪い事をした人からギャラなんて…」などと誹謗中傷をしている方でも、いつ自分が同じ状況になってしまうか分からない世の中になっているのです。(もちろん、一般人がギャラ飲みして報道されるようなことはないですよ!)そこで今回は、そもそも『ギャラ飲み』とは何なのか?ということや、若い女性のアルバイトとして成り立つものなのかを考えてみたいと思います!
そもそもギャラ飲みとは何だ?
それではまず「そもそもギャラ飲みってなんだ?」ということについてご紹介しましょう。宮迫さんのギャラ飲み報道に関しても、よくわからないけど「お酒を飲むだけでお金をもらうなんて…絶対に悪いことしている!」などとイメージだけで批判している人も多いのではないでしょうか?しかし、このギャラ飲みに関しては、特に悪いものでもなく、芸能人以外の一般の方でも普通にお金を稼ぐ手段として使っている人がたくさんいるのです。
ギャラ飲みを簡単に説明すると、飲み会がある時などに「可愛い女性と一緒に飲みたい」「若い女の子と飲みたい」などと考えた男性が、何らかのつてを使い女性に来てもらい、飲み会に参加してくれた女性に謝礼として「お金(ギャラ)」を支払うというものです。お金をギャラとしてではなくタクシー代として渡すケースもあることから別名で『タク飲み』などとも呼ばれることがあります。要は、コンパニオンの代わりに、素人の女の子に来てもらい、いくらかのギャラを支払うというものです。こう聞くと、特に悪いものではないように感じますよね。
最近では、SNSやギャラ飲みあっせんの出会い系サイトみたいなものが登場しており、こういった物を利用してギャラ飲みをアルバイトとして行う人が増えていると言われます。飲み会に参加するだけでお金を貰えるわけですので、若い女性から注目されるのも当たり前ですね。
☑ 芸能人では普通のギャラ飲み
ギャラ飲みがどういった物かはわかってもらえましたね。近年では一般の若い女性の間でも注目されていますが、芸能界ではかなり昔からギャラ飲みの文化があったと言われています。
テレビに出るような芸能人であれば、それなりにお金を持っているのでしょうが、芸能人といってもピンからキリまでいるわけです。中には、その日の食費すらない売れないアイドルやグラビアモデルなどもたくさんいるため、こういった方が食べていくためには必要なものだったのでしょう。特に芸能人からすれば、業界人との飲み会に参加することは、コネを作ったり、自分を売ることもできますので、お小遣い稼ぎ以外にも大きなメリットがあるわけです。
最近では、芸能人の方などでもギャラ飲みに参加したことを公にしている人も少なくなく、ほとんどの芸能人からすれば「ギャラ飲み=悪」などというイメージはないと思います。ただし、「ギャラ飲み=枕営業」とのイメージを持っている人もいるかもしれませんが、これはまた別物だそうです。
☑ ギャラ飲みの相場
それでは、一般人の間でも普通になってきたギャラ飲みは、いったいいくらぐらい貰えるものなのでしょうか?飲み会に参加するだけですので、大したお金はもらえないのでは…と思うかもしれませんが、意外と高額なお金を貰えるのです。
ギャラ飲みの支払いに関しては、以下の2つの支給タイプがあると言われています。
① 支給前提タイプ:セッティングの段階で支給が約束されている
② 当日支給タイプ:飲み会の楽しさで当日に支給を判断する
支給前提となっているタイプのギャラ飲みは、女の子の質や男性の懐事情にもよりますが、一般的に時給4000円~が相場だと言われています。一回のギャラ飲みでもらえる平均金額は大体10,000円程度らしいです。これを高いとみるか安いとみるかは人によりますが、飲んでいるだけでこれだけもらえるなら筆者としては十分だと思います。
注意が必要なのは当日支給タイプで、この場合、場の盛り上がり方や男性から気に入られるかどうかで金額がかなり変わってくると言われます。そのため、前述した支給前提タイプより高額なギャラを貰える場合も珍しくありません。ただし、下手するとギャラを一銭も貰えなかったり、交通費を考えたら足が出た…なんて場合も少なくないと言われています。
どちらのタイプでギャラ飲みに参加するかは自分で選べば良いと思いますが、「もらえない場合もある」ということは覚えておきましょう。ギャラ飲みに慣れている人であれば、チップなども含めると一回のギャラ飲みで数十万円稼ぐような人もいるらしく、月に200万円以上稼ぐような人がいると言われています。
☑ ギャラ飲みはどんな女性が参加する?
ギャラ飲みに参加する女性に関しては、「キャバクラなどのナイトワークで働いたことがある人でしょ」などと、少し特別な人が参加するものだと考える人もいます。しかし、最近では芸能人やナイトワーク関連の人以外でも普通にアルバイトとしてギャラ飲みに参加する人が増えていると言われています。
ギャラ飲みに参加する女性をカテゴライズすると、以下のような感じです。
- ● ナイトワーク関連の人
ギャラ飲みは、盛り上げ上手でお酒が飲める女性の方が稼ぎやすいです。そのためナイトワーク関連の方は非常に多いです。特に、毎日のようにお客様に連絡する事が必要になるキャバ嬢などは、お客様に縛られず稼げるため、いつの間にか本業がギャラ飲みに…となる方もいるようです。 - ● 芸能人
上述したように、ギャラ飲みは元々売れない芸能人の間で広く行われていたものです。売れないモデル、売れないアイドルなどでも、やはり容姿が良い人が多いため、ギャラ飲み会では人気です。もちろん、ある程度知名度のある人であればギャラ飲みなどしませんが、そうでない人であれば積極的に参加すると言われています。 - ● 女子大生
若さと時間をフルに使える女子大生の間では、近年ギャラ飲みが大流行していると言われています。SNSなどで簡単にギャラ飲みを探せますので、都会の女子大生の多くはアルバイト感覚でギャラ飲みをしている人が多いでしょう。計画的な人になると、有名企業に勤めている人とのギャラ飲みに参加し、就活のコネを作るという人もいるようです。 - ● OLさんなどの昼職
最近では、ギャラ飲みに参加する女性で、最も大きな割合を占めると言われるのがOLさんです。仕事帰りや週末の空き時間を使ってギャラ飲みに参加するというパターンが多いようですね。ギャラ飲みにいけば、お金を稼ぎながら美味しい料理も楽しめますし、一人暮らしで寂しい…と考えている女性にとってはメリットしかないようです。ちなみに、OLさんでギャラ飲みに参加する人は、本職以外のお小遣いを稼ぐ目的と、富裕層と出会い玉の輿を狙うというパターンに分かれるようです。
ギャラ飲みはアルバイトになるのか?
それでは最後に、ギャラ飲みが本当にアルバイトに適しているのかについて少し触れておきましょう。男性との飲み会に参加して楽しませるお仕事ですので、キャバクラのお仕事に非常に似ています。それではキャバクラと比較した場合、どちらが良いのでしょうか?
☑ 手軽にするならギャラ飲み
ギャラ飲みの最も大きなメリットは、正式な仕事ではないため、面接や雇用契約、研修などもなく始めたいときにいつでもスタートできる手軽さですね。その場を盛り上げることができるのか?というスキル面を抜きにすると、男性の飲み会に参加するだけでお金がもらえますので、自分のやりたい時だけしか働きたくない…などという人にはギャラ飲みがオススメです。
ただし、上述したように、ギャラ飲みにも支給形態などいろいろありますので、思ったように稼げない…など安定感がないのがデメリットです。
☑ 安定して稼ぎたいならキャバクラ
ギャラ飲みは、参加する飲み会によって楽しいものになるか楽しくないのかも異なりますし、もらえるお金も大幅に違う場合があります。時には飲み会に行ったのに赤字になるようなこともあり、慣れるまではかなり不安定なのを我慢しなければいけません。
逆にキャバクラなどで働く場合には、まず決まった額の時給を貰えますので、「最低限〇〇円は稼げる!」という安定感がメリットとなります。さらに、キャバクラで頑張っていればいろいろなバックも追加されるため、平均的な月収で考えると圧倒的にキャバクラの方が高くなるでしょう。つまり、生活のため安定したお給料を求めているのであれば、キャバクラのようにきちんと雇用してもらうタイプの方がオススメです。
まとめ
今回は、雨上がり決死隊の宮迫さんの報道でよく登場する『ギャラ飲み』に関してご紹介しました。本稿でご紹介したように、ギャラ飲みというものは、正式なお仕事ではないため、謝礼に関しては男性の心次第となってしまうものです。最近では、ギャラ飲みをあっせんしてくれるようなサイトも登場していますので、そういったサイトを経由すればある程度もらえるギャラは想定がつくのですが、行ってみると「面白くなかったから払わない!」などとトラブルになるケースもないとは言えません。他にも、無理やりお酒をのまされ、気付いたときにはホテルに連れ込まれていた…なんてことがあっても、ギャラ飲みの場合助けてくれるようなスタッフもいませんのであきらめるしかありません。
したがって、アルバイトとしてギャラ飲みを選ぶ場合には、きちんとそういったリスクも良く考慮して選ぶのがオススメです。筆者個人的な意見で言えば、女の子には危険がいっぱいなため、あまりギャラ飲みに参加するのはオススメできませんね。私の周りにも、ギャラ飲みで危険な目にあった…という人はたくさんいますので十分に気をつけましょう!