新人キャバ嬢が押さえておきたい基本的なテーブルマナー
今回は、これからキャバ嬢として働きたいと考えている方のために、キャバ嬢として接客時に必要になる基本的なテーブルでのマナーについてご紹介したいと思います。
キャバ嬢は、若い女性のあこがれの仕事ランキングで上位になるほど、近年人気のお仕事になっています。しかし、初めてナイトワークで働く方であれば、キャバ嬢はお客様の横の座って、にこにこ会話していれば良いだけの簡単な仕事だと勘違いしている人も多いです。もちろん、お客様と楽しく会話することもとても大切な仕事に間違いはないのですが、他にもさまざまな覚えておかなければならいお仕事上のルールがあるのです。
そこで今回は、キャバ嬢初心者さんが、最低限覚えておきたいキャバ嬢のテーブルマナーをご紹介します。
抑えておくべきキャバ嬢のマナー
それでは、キャバ嬢初心者の方が押さえておきたいキャバクラのルールやマナーをご紹介していきましょう。キャバ嬢のお仕事は、可愛くてスタイルの良い女性がお客様の横でにこにこ会話しているだけ…と考えている人も多いのですが、そのような考えを持っているのであれば、稼げるキャバ嬢になるのは正直難しいです。
キャバ嬢のお仕事は、究極の接客業と呼ばれるように、テーブルマナーの美しさやトークのみでお客様を楽しませるテクニックが必要になり、接客上のマナーやルールは押さえておかなければならないのです。もちろん、この辺りは入店後にきちんと教えてもらえますので、働きながら自分らしいやり方を作っていけばよいのですが、最低限の基礎知識を持っておくことでよりスムーズに働くことが出来るようになるはずです。したがって、以下のようなポイントを押さえておきましょう。
キャバ嬢が知っておきたいテーブルマナー
キャバクラは、キャバ嬢とトークするだけのお店ではなく、お酒や食事、おつまみなどの提供を行うことはご存知ですね。したがって、接客時のテーブルの上には、様々な物が並ぶことになりますが、そのテーブルを綺麗にするのもキャバ嬢のお仕事なのです。
当然、テーブルが汚れた状態で接客を受けても気分よく飲めるようなお客様はいませんし、それを綺麗にしないようなキャバ嬢であれば、いくら可愛い見た目をしていたとしても、気配りのできないキャバ嬢と思われただの見た目が良いだけのキャバ嬢に成り下がってしまうのです。
当然、そのようなキャバ嬢では指名も増えませんし、売り上げなどなかなか伸びていくこともありません。したがって、以下のようなポイントを押さえておきましょう。
■ おしぼりについて
お客様が席について最初に渡されるものはおしぼりです。居酒屋さんなどでも出されるものですが、キャバクラではお客様が来店されて一番最初にリラックスしていただく重要なものと位置づけられえています。決して「たかがおしぼり」と考えて軽率に扱わないようにしましょう。
- ①来店時におしぼりを渡す
- ②使い終わったおしぼりは近くに小さくたたんで置く(見栄えが良くなるように、三角形にたたむのがメジャー)
- ③グラスに水滴がついてきたら拭く(専用のハンカチを用意しておきましょう。)
- ④お客様がお手洗いに立ったら、新しいおしぼりを用意しておきましょう
キャバクラでは、おしぼり一つでもキャバ嬢の気配りが必要なのです。ちなみに、おしぼりを渡す際は「笑顔」でおしぼりを開いてお渡しするのがルールです。
■ タバコについて
これはキャバクラなどナイトワークでは有名ですね。お客様がタバコを吸うしぐさを見せた時には、キャバ嬢がすぐにライターを出して火をつけてあげるのです。
ちなみに、ライターの火をつけるときには、自分の手元で着火し、持ち手ではない方の手で火に手を添えてお客様の口元にもっていくようにしましょう。お客様の口元で火をつけると、大きな火が出てしまい、お客様に火傷をさせてしまう危険があるのです。「ライターの着火は必ず自分の手元で!」と覚えておきましょう。
また、以下のポイントも覚えておきましょう。
- ☑ お客様のタバコに火をつける
- ☑ 灰皿に2本以上吸い殻が溜まったら灰皿を交換する
- ☑ 自分がタバコを吸いたくなったときはお客様に了承を取る
灰皿交換はお店によって頼み方が違うので、入店時に確認しておきましょう。基本的にボーイさんを呼べば交換してくれるという決まりになっています。
お酒の作り方は覚えて!
キャバ嬢が絶対に覚えておかなければいけないのは、お客様の席についた時に必要なお酒の作り方でです。カクテルなどはキッチンで作るのですが、お客様がボトルを入れた時、水割りなどは各テーブルでキャバ嬢が用意しなければいけないのです。したがって、基本的なお酒の作り方はキャバ嬢になる前に予習しておきましょう。
■ お酒の作り方
キャバ嬢になるのであれば、以下のような簡単なお酒の作り方は絶対に頭に入れておきましょう。
- ①グラスに氷をいっぱいに入れる
- ②マドラーを”左回しに”まわしてグラスを冷やす
- ③お酒⇒割り物の順で入れる
- ④マドラーで”左回しに”混ぜ、グラスの水滴を拭き、お客様のコースターへ置く
ここで覚えておきたいのは、『左回し』にマドラーを回すという点です。お水の世界では、時計回り=時間が進むという意味があり、右回ししてしまうと「はやく時間が経って欲しい」という意味になってしまうのです。したがって、お客様とできるだけ長くいたいという意味を込めて左回しにマドラーを回すのが常識です。
キャバ嬢がお客様の席に着く時には、ボトルセットを自分の近くに置くということを抑えておきましょう。また、トークを楽しんでいるときでも、お客様のお酒の状態はきちんと確認しておき、きちんと飲み切る前にキャバ嬢側が気づいて「同じものでよろしいですか?」などと声をかけられるようにするのが重要です。声をかけるポイントは、飲み切ってからでは遅く、一番最後の氷辺りまで減った頃合いが良いとされています。
お酒に関する注意点は他にもありますので、以下の事を抑えておきましょう。
- ☑ 乾杯をするときは両手でグラスを持ち、お客様よりもグラスを下にして乾杯する
- ☑ お酒をいただくときは必ず「いただきます」と一言添える
- ☑ ビールなど、瓶やボトルを注ぐ際はお酒のラベルが上へ来るようにする
まとめ
今回は、キャバ嬢初心者の方が押さえておきたい接客時のルールやマナーについてご紹介してきました。キャバ嬢は、近年非常に人気の高いお仕事になっているのですが、多くの方は見た目が重要で、かわいい子はトークしているだけで稼げると考えているものです。しかし、この考えは大きな間違いで、キャバ嬢はトーク以外の気配りができるということの方がかなり重要なのです。
ここでご紹介したのは、あくまでも本当に基本的な部分ですので、これを頭に入れておき、入店後先輩キャバ嬢の動きをよく観察するようにしましょう!