キャバ嬢にも派遣があるって知ってますか?在籍と派遣はどっちが有利か考えてみましょう!
皆さんは、キャバクラで働く所謂『キャバ嬢』がどのような雇用形態になっているか知っていますか?ほとんどの方は「働いているキャバクラに雇われてるんでしょ?」と思うかもしれませんが、実は最近のキャバクラ事情では、たとえお店で働いている女性でも、そのお店には関係のない派遣キャバ嬢というものがいるのです。わかりやすい例で言えば、一般の会社における正社員と派遣社員の違いみたいなものです。
さらに派遣キャバ嬢というものは、一般の派遣社員よりもさらに自由度が高く、数カ月契約で同じ会社に勤める一般社会と異なり、毎日違う店に出勤する場合もあり、そのお店に何の愛着も持たず働いているような人も少なくないのです。それでは、キャバ嬢として働こうと考えた場合には、正社員に当たる『在籍』と派遣、どちらが有利に働けるものなのでしょうか?もちろん、人それぞれ状況が違いますので、一概にどっちが良いともいえないのですが、本稿では、皆さんが選びやすいように、在籍と派遣キャバ嬢のメリット・デメリットをご紹介していきたいと思います。
在籍と派遣キャバ嬢の違いは?
それではまず、在籍キャバ嬢と派遣キャバ嬢の違いについて簡単にご紹介しておきましょう。基本的には、一般の会社における正社員と派遣の違いと考えておけば問題ないのですが、もう少し詳しく説明すると、在籍キャバ嬢は『特定の店舗に雇われており、シフト制で定期的にそのお店に出勤するキャバ嬢』です。派遣の場合は、『キャバクラやクラブなど、ナイトワーク専門に人材派遣を行う会社に登録し、希望する日に女の子の派遣を求めるお店があれば、そのお店に出勤するキャバ嬢』という感じです。つまり、仕事内容的には大きな違いはないのですが、勤務するお店が同じか、日々変わる可能性があるかの違いが大きいです。
ちなみに、在籍と派遣の場合は、お給料などの制度も異なります。
在籍キャバ嬢のポイント
- ● 保証期間が終われば、スライド式の時給形態となるため、頑張ればその分お給料に反映される
- ● 同伴やドリンクバックなど、お店で決められた割合のバックがある
- ● 同僚キャバ嬢やスタッフ、常連客との交流がある
派遣キャバ嬢のポイント
- ● ほとんどの場合、時給は固定制で成績に応じた変動などが無い
- ● 単発アルバイトで同じ店に何度も行くわけではないので、同僚や客との交流はない
- ● 主なお仕事はヘルプとなる
在籍キャバ嬢として働くメリット・デメリット
それでは、それぞれの働き方の違いによりメリットとデメリットを見ていきましょう。まずは、一般的な在籍キャバ嬢のメリットとデメリットからです。在籍キャバ嬢になるためには、働きたいお店を探し、そのお店まで面接に行って受かればキャバ嬢として働けるというパターンです。当然出勤するのは、そのお店だけとなります。
在籍キャバ嬢のメリット
在籍キャバ嬢の大きなメリットは、入店してから1~4か月の間(お店によって変わる)は保証期間と呼ばれる、時給が保証される制度があることです。これは、働き始めは指名客などもおらず、なかなかお給料も稼げませんので、新人さんが安心して働けるように作られている制度です。しかし、逆に言うと、その間に自分のお客様を捕まえておかなければ保証期間終了後、苦労することになってしまいます。
他には、バック制度があり、指名やドリンクバックなど、頑張れば頑張った分はお給料として帰ってくるので、モチベーションも保ちやすい点でしょう。特に高額なボトルを入れてもらえた場合などは一晩で数十万円以上稼ぐこともできるなど、在籍にしかないメリットとなります。あとは、常に同じお店で働くこととなるため、同僚キャストやスタッフはもちろん、常連客などと人間関係が出てきますので、徐々に働きやすくなるというのも大きいですね。やはり、仕事の不安やグチなどを、同じ仕事のしんどさがわかる人に相談できるのはかなり大きいと思います。
在籍キャバ嬢のデメリット
それでは在籍キャバ嬢のデメリットも見ていきましょう。派遣と比較した場合の在籍キャバ嬢のデメリットは、入店時より時給が下がることもあるというのが大きいです。これは、きちんとお客さんが取れている人であれば特に気にする必要もないのですが、思うようにお客様が取れていない…という場合、時給などが下がってしまい、月の収入が大きく変動することがあるのです。また、そういったお客様を呼べないキャストに関しては、お客様が少ない日など、予定シフトより早く帰される早上がりや、出勤したいと思ってもシフトを調整されてしまうリスクもあります。
在籍キャバ嬢で最も面倒なのは、お客様に来店してもらえるよう、常に営業活動を行わなければならない点です。同伴出勤であればポイントが付きますが、お給料に直接関係のないアフターや営業時間外のお客様とのやり取りなど、かなり多くのお仕事をしなければいけません。面倒だからやりたくない…と思っても、売り上げノルマが基本的に付けられますので、こういった作業をしない場合、ノルマ未達になってしまうのでやらざるを得ないのです。
派遣キャバ嬢として働くメリット・デメリット
それでは次は、派遣キャバ嬢のメリット・デメリットを見ていきましょう。在籍の場合は、面倒な業務があるのが大きなデメリットですが、逆にそれらをきちんと頑張ってこなせばお給料に帰ってくるメリットがあります。それでは同じ店に毎日行くわけではない派遣の場合はどうなのでしょうか?以下でまとめていきましょう。
派遣キャバ嬢のメリット
派遣キャバ嬢のメリットは、バックなどの加算はないにしても、固定時給制のため、働いた時間分は確実にお給料としてもらえる点です。そのため、ある程度稼ぎたい金額を計算し、スケジュールを組むことができますので、学生さんやOLさんなどのWワークとしてはオススメかもしれませんね。特に、特定のお店に出勤するわけではありませんし、自分の指名客が付くこともないので、営業時間外のお給料にならないメールや電話などの営業活動は一切必要ありません。もちろん、ノルマなどが設定されることも基本はないでしょう。
また、将来的には在籍キャバ嬢として働こうと考えている人は、派遣会社に登録しているお店であれば、自由に出勤する店舗を決めることができるため、いろいろなお店を見ておきたいと思っている方には非常に良いのではないでしょうか?基本的に自分が出勤したいと思った日に出勤できるので、プライベートも守りながら働くことができるのが大きなメリットとなります。
派遣キャバ嬢のデメリット
次は、派遣キャバ嬢のデメリットです。キャバ嬢として働く方の多くは、「お金が稼げるから!」というのが主な目的でしょう。特にテレビなどを見ていると、月収で数百万円以上稼いでいるキャバ嬢などが登場し、「自分も稼ぎたい!」とキャバ嬢になる人は多いでしょう。しかし、派遣キャバ嬢の場合は、テレビに出ているようなキャバ嬢のように大金を稼ぐことはほぼ無理です。なぜかというと、派遣キャバ嬢の場合は、時給は変動することなく、確実に安定して稼げるのですが、バックが無い場合がほとんどですので、時給分しか稼ぐことができないのです。つまり、キャバ嬢として働く目的が大金を稼ぐというのであれば、派遣ではなく、在籍がお勧めです。
他には、お店が暇な時は派遣キャバ嬢から早上がりさせられる可能性が高い点でしょう。当然お店からすると、毎日頑張ってくれている女の子に稼いでもらいたいと考えるものですから、その日だけ来ている派遣キャバ嬢を帰すのが当たり前ですね。
まとめ
今回は、同じキャバ嬢とはいえ、いろいろな雇用形態があるということをご紹介しました。在籍と派遣に関しては、お店でお客様の接客をするということに関しては大きな違いがないのですが、もう少し深くみてみると全く別物と言えるような内容になっていますね。そのため、キャバ嬢として働きたいと考えた時には、両方のメリット・デメリットをよく考えて、自分の生活環境や必要なお金などで決めればよいのではないでしょうか?
なお、今までナイトワークの経験がなく、キャバ嬢としてやっていけるかどうかわからない…どういったお店が自分に合うのか分からない…と不安に思っている方は、ひとまず派遣キャバ嬢として働いてみるのがいいのではないでしょうか?派遣キャバ嬢であれば、ひとまず出勤すれば確実なお給料が手に入りますので、生活面の不安はなく、キャバ嬢のお仕事に慣れていくことが可能です。慣れてきたころに「もっと稼ぎたい!」と思うのであれば、いろいろ働いてみたお店の中から一番働きやすかったお店に面接に行けば、自分に合うお店も探しやすいと思いますよ!