最近話題の『オンラインキャバクラ』!感染対策はバッチリだけど稼げるの?
今回は、新型コロナウイルス感染症の影響で、突然登場した『オンラインキャバクラ』について少し掘り下げてみたいと思います。
昨年の1月頃に突然発見された新型コロナウイルスは、私たちの生活を一変させています。注目され始めてから既に1年近く経過した現在でも、感染者数がさらに増加に転じているなど、いつになれば前のような日常生活が返ってくるのか、その兆しすら見えないため、毎日悶々としている…なんて方も多いのではないでしょうか?
特にこの新型コロナウイルスは「人との接触を減らす」と言うことが非常に有効な予防策とされているため、キャバクラなどのナイトワークは本当に窮地に立たされています。緊急事態宣言が解除されてから夏ごろは通常営業もできるようになってきたのですが、現在では自治体によっては時短要請が出ているなど、なかなかまともに営業することすらできないのが現状です。特にテレビなどのメディアでは、キャバクラなどの夜のお店が目の敵のように報道されており、日々の生活費すら稼げない…と困っているキャバ嬢さんも非常に多くなっています。
このような状況の中、一気に注目を浴びる存在となっているのが『オンラインキャバクラ』です。まだまだ聞き馴染みが無い…と言う方も多いと思いますので、この記事ではオンラインキャバクラの特徴や注意点をご紹介していきたいと思います。
オンラインキャバクラって何?
それでは、「そもそもオンラインキャバクラって何?」と言う方のため、どういった様式のお店なのかを簡単にご紹介していきましょう。
オンラインキャバクラは、キャバ嬢が自宅に居ながら、Zoomなどのビデオ通話を使って、お客様とトークやお酒を楽しむという形式のキャバクラになります。新型コロナウイルスは、三密の防止、人との接触を減らすということが有効な予防とされているため、いつものようにお店で密着して営業するのでは、お客様もキャストも危険だということで、こういった形式が考案されたのです。
特に、夏から秋にかけて、テレビなどの大手メディアでキャバクラやホストクラブなどが感染拡大を引き起こしている…などと言う報道が盛んにされていたため、お店側は営業したくてもなかなかお店を開けることすらできなくなってしまった…という状況があったのです。しかし、そうなってしまうと、キャバ嬢さんたちは生活することが難しくなってしまうため、苦肉の策として考えられたのが、オンラインでお客様の接客を行うという手法だったのです。
まだまだ、お客様側にも浸透しきれてはいませんが、現在では実店舗はなしに、オンラインだけで営業するキャバクラ店も登場してきているなど、今後の新しいキャバクラのスタイルとして、どこまで定着していくのかが注目されています。
オンラインキャバクラのメリット?
それでは、オンラインキャバクラのメリットが何なのかも考えてみましょう。オンラインキャバクラは、キャバ嬢側にもさまざまなメリットがあると言われています。
コロナ禍でも安心して働ける
オンラインキャバクラは、新型コロナウイルの感染拡大がある中でも、女の子の収入を確保するために考案された方法です。したがって、オンラインキャバクラは新型コロナウイルス感染症対策がバッチリと言うことです。
通常のキャバクラであれば、換気や消毒、つい立てなど、さまざまな感染予防を行っていますが、それで感染リスクがゼロになることはありません。しかし、オンラインキャバクラの場合、自宅から出る必要はありませんし、直接お客様と接することもないため、感染リスクはゼロになるのです。この点は大きなメリットと言えるでしょう。
住んでいる地域が関係ない
当たり前のことですが、東京のキャバクラで働きたい場合には、東京に引っ越す必要があります。しかし、オンラインキャバクラの場合、どこの住んでいようが関係ないというメリットがあります。自宅でビデオ通話をするだけですので、地方に住んでいる方でも東京の有名店に入店することができるのです。
選択できるお店の幅が広がると言う点も大きなメリットですね。なお、面接などもオンラインで行ってくれますので、一度も地元を離れる必要はありません。
好きな時間に働ける
オンラインキャバクラは、24時間体制でお店がオープンしている場合も多いです。したがって、自分の空き時間を使って、好きな時に好きなだけ働くことができるというメリットがあります。
お給料に関しては、実店舗と同じく、日払いなども可能ですので、とりあえず登録だけしておくみたいな感じも良いかもしれませんね。
お酒が飲めなくても大丈夫
オンラインキャバクラは、画面越しでお客様の接客をするため、あなたが何を飲んでいるのかお客様にバレることがありません。お酒を飲んでいるといって、ジュースなどのフェイクドリンクにしてもお客様が気付くことはないのです。
したがって、今までお酒が苦手でキャバ嬢を諦めていた…と言う方でも、気軽に働けるようになると言う点が大きなメリットになるでしょう。
実店舗で考えられるトラブルがない
実店舗でキャバ嬢として働く場合、お触りや同僚キャバ嬢の派閥争いに巻き込まれる…、お客様とトラブルになる…など、さまざまな問題が生じてしまう危険があります。こういったトラブルを嫌って、「お金は欲しいけど、キャバ嬢は怖い…」と躊躇してしまっている人も多いと思います。
しかし、オンラインキャバクラの場合、全てオンラインで行われることですので、こういったトラブルの不安が全くないのです。そのため、初めてキャバクラで働くという人でも、心配せずに働けるというメリットがあります。
オンラインキャバクラの注意点
それでは最後に、オンラインキャバクラの注意点についても簡単にご紹介しておきましょう。オンラインキャバクラは、日本全国どこに住んでいる方であっても、希望するお店があれば働けることや、全国の人が顧客対象になるため、新規顧客をGETできる可能性が高くなるというメリットがあります。また、実店舗よりもセット料金がリーズナブルで、ボトルなどを入れることもなく決められた金額で遊べる形式ですので、今までキャバクラを敬遠していた人でも使ってくれるかもしれないと言う点もメリットです。
こう考えると、オンラインキャバクラは非常に多くのメリットがあるように思えるのですが、実は決定的なデメリットがあるのです。それは、実店舗のキャバクラよりも稼ぐのが難しい…と言う点です。その理由は以下のような特徴があるためです。
- ☑ 平均時給が1,500~2,000円程度と、実店舗より圧倒的に安い
- ☑ ドリンク、ボトル、同伴などのバックが無い
このように、キャバ嬢を仕事とするメリットがほとんどなくなってしまう…と言うのが現状の大きなデメリットです。いくら頑張ったとしても、時給が安くバックが無いということで、本来のキャバ嬢のように稼ぐことはできません。また、まだまだ定着しきれていない業態ですので、こういったお店があることを知らない男性も非常に多いというのも問題です。
正直筆者の考えでは、コロナ問題が落ち着いてくると、こういった形式のお店は淘汰されてしまい、実店舗形式のキャバクラが戻ってくると思っています。
まとめ
今回は、新型コロナウイルス問題があり、最近注目されているオンラインキャバクラについて簡単にご紹介してきました。三密の防止、人との接触を減らすということが求められている今、お客様との密着度が高い接客飲食店が本当に窮地に立たされています。もちろん、お店が営業していたとしても、感染が怖いから働きに行きたくない…と言うキャストも多いと思いますし、今後この業界がどうなっていくのか、全く予想もできないのが現状です。
このような状況の中、キャストが少しでも稼げるようにと考えられたのが、オンラインキャバクラと言う形式のお店なのです。これであれば、感染リスクもなくお金を稼ぐことができますし、お客様側も外出自粛でたまったストレスを、キャバ嬢との会話で解消できるなど、現在はWin-Winの関係になっているようですね。
なお、オンラインキャバクラは、通常のキャバ嬢みたいに稼げる仕事ではないということは覚えておいた方が良いですよ。正直、この仕事一本で食べて行けるかと言われると、確実に無理だと思います。